愛情ペイントがこだわるコーキング(シーリング)の重要性

外壁塗装をする際にまず初めに外壁の下地処理を行いますが、その時に行う作業がコーキング(シーリング)になります。コーキングは、防水機能や外壁材のヒビ割れ防止効果、気密性の向上など、建物を守るために重要な役割を果たしています。

そこで今回は、コーキング(シーリング)の重要性についてご紹介したいと思います。

コーキング材とは、外壁材同士の隙間を埋めるために使われる弾力性のあるゴム状の材料で、建物や外壁材の防水性・気密性などを高める目的で使用されます。シリコンや変成シリコン、ウレタン、ポリウレタン、アクリルといった種類が存在します。

そもそもコーキング(Caulking)という言葉には「隙間を埋めること」という意味があり、外壁塗装においては外壁材の隙間や建物の継ぎ目、窓枠の縁などの隙間を埋める作業の名称として用いられています。

コーキングとシーリングの違い

コーキングはシーリングと呼ばれることもありますが、外壁塗装においては両者で施工内容に違いはなく、人によって呼び方が違うだけくらいになります。

細かな違いを説明すると、コーキングは「隙間を塞ぐ」というニュアンスを持っており、外壁や窓などの隙間から水漏れや空気漏れを塞ぐことに用いられます。

一方、シーリング(Sealing)は「封をする」というニュアンスを持っていますので、台所や風呂場などの水回りの隙間や、下水管などで生じる水漏れを防ぐ施工に用いられます。

コーキングもシーリングも基本的な施工方法は、同じですので単に呼び方が違うだけと考えていて頂いて問題ありません。

雨水等を建物内部に侵入するのを防ぐ

外壁同士の隙間をコーキングで埋めることで水が建物内部への侵入を防ぎます。このコーキングがしっかりと施工されていなければ、雨天時に建物に水が入ってしまい、年数を経ることで雨漏りが発生する危険性があります。また、コーキングが劣化し、防水性が低下することも雨漏りの要因の一つと言われています。

揺れに対する負荷を緩和する

住宅は、住宅自体の歪みやサイディングの収縮によって微かに動いています。外壁同士の隙間に充填されているコーキングには、その動きに追随し、揺れを緩和させる役割があります。

コーキングの寿命は5~10年

コーキングの寿命は、使用する種類にもよりますが一般的に5~10年です。コーキングには、可塑剤という弾力性を持たせる成分が含まれています。

この可塑剤の寿命が5~10年なので、それを過ぎるとコーキングは次第に弾力性を失っていきます。弾力性を失うことで様々な劣化症状を引き起こします。

コーキングの劣化症状

黒ズミ・汚れ ★☆☆☆☆

黒ズミ・汚れは、外壁や内壁のコーキング材に発生する劣化現象の一つです。見た目が悪くなるだけでなく、防水性を損なうなど、建物の耐久性を低下させる原因にもなりえます。

よく見られる現象として挙げられるのがブリード現象です。ブリード現象は、シーリング材に含まれる可塑剤が表面に浮き上がり、黒く汚れてしまう現象です。塗料との相性が悪い場合や、長年紫外線や風雨に晒されることで発生します。

肉痩せ ★★☆☆☆

シーリング材の肉痩せとは、コーキング材に含まれる可塑剤が経年劣化によって溶け出し、コーキング材の厚みが減少してしまうことを指します。

可塑剤は、コーキング材に柔軟性や弾力性を与えるために添加される成分ですが、時間の経過と共に徐々に揮発し、肉痩せを引き起こします。

肉痩せによってコーキング材の厚みが減少すると、防水・気密性が低下し、雨水の浸入や空気の漏れの原因となります。

また、コーキング材と下地の間に隙間ができるとヒビ割れや剥離を引き起こしやすくなり、建物の構造体や設備に悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。

剥離 ★★★☆☆

経年劣化や施工不良によってコーキングが劣化すると、目地から剥離してしまうことがあります。剥離した箇所から隙間が生まれ、雨水が侵入すると雨漏りの原因に繋がるので、放置することは大変危険です。

また、目地からの剥離によってコーキング材が本来の機能を果たせなくなっています。これは、建物の防水性や気密性が低下していることを示しています。

破断 ★★★★☆

コーキング材のヒビ割れが原因で破断する可能性があります。破断は、コーキング材が完全に断裂してしまう症状です。

断裂すると、防水性が著しく低下し、雨漏りの原因となります。また、コーキング材が硬化すると本来の機能を果たせなくなり、破断しやすくなります。

欠落、断ち切れ ★★★★★

コーキングの欠落・断ち切れとは、コーキング材が下地から剥がれ落ちてしまうことです。コーキングが欠落を放置すると、外壁や窓枠の隙間から雨水が侵入し、雨漏りなどの原因となります。

また、建物の構造体や内装材を腐食させてしまう可能性があります。コーキングが欠落しているのを確認したら、早めに対処することが重要です。

コーキングのヒビ割れや汚れなど、一見軽微に見える劣化サインは、実は建物の健康を脅かす重大な問題です。

劣化を放置したことによって、以下のようなリスクが伴います。

・雨漏り
・建物の構造体の腐食
・カビやシロアリの発生

コーキングの劣化のリスク

雨漏り

小さなヒビ割れや汚れに見えても、実はそれが建物の寿命を縮める恐ろしい雨漏りの引き金となる可能性があるのです。

雨漏りは、建物の健康を脅かすだけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。早めの点検と適切なメンテナンスで、大切な住まいを守りましょう。

建物内の構造部の腐食

コーキング劣化を放置した場合、雨水が建物内部に侵入し、建物の構造体の腐食という深刻な問題を引き起こす可能性があります。構造体の腐食が進行すると、雨漏りをはじめ木材の腐食、鉄筋のサビの発生や、建物の強度が低下します。

建物の強度が極端に低下すると、地震などの負荷によって建物が倒壊する可能性があり大変危険です。構造体の腐食は建物の安全性に関わる重大な問題であり、放置すると修復に多額の費用が掛かったり、場合によっては建物の解体が必要になることもあります。

カビやシロアリの発生

劣化の放置によって防水性が低下したコーキングは、雨水の侵入経路となります。雨水が内部に溜まると、カビやシロアリが発生しやすい湿度の高い環境を作り出してしまいます。

カビは建物の構造体や内装材を腐食させ、建物の耐久性を低下させるだけではなく、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性が高いです。また、シロアリは木材を食害し、建物の構造体部分を弱体化させ、倒壊などの危険性も高まります。

打ち替え

打ち替えとは、古いコーキングをカッターなどで除去し、新しく充填し直す方法です。古いコーキング材を撤去して中身を新品にするため、耐久性も良くなり、外壁の目地の隙間をしっかり埋めて防水性や柔軟性を確保できます。

打ち増しと違い、除去する手間と費用が掛かります。サッシ廻りの目地やサイディング目地など、打ち増しの厚みが取れない箇所では必ず打ち替える必要があります。

増し打ち

増し打ちとは、古いコーキングを除去せずに、目地に新しいコーキング材を充填する方法です。既存のコーキングを除去する手間が掛からず費用も安く済みます。新設するコーキングに1cm以上の厚みが取れない場合は増し打ちはできません。

例外的にALC外壁の場合は、どのような状態の箇所でも、2回目は基本的に増し打ちです。これは、ALC外壁に厚みがあり、目地の溝が深く、増し打ちでもしっかりと十分な量のコーキング材を充填できることが理由です。

コーキング工事には主に二面接着と三面接着の2種類の工法があり、それぞれに適切な施工箇所があります。

シーリングを充填する建築資材は、温度や湿度によって変化するものがあります。また、風や地震によって目地の隙間が大きくなったり歪んでしまうこともありますのでコーキングを行う箇所により、施工の仕方が変わってきます。

2面接着

目地の横2面のみに接着させ、目地底部分には接着させないように充填することが2面接着です。横2面のみに接着させることで遊びを持たせ、シーリング材が伸び縮みしやすくすることが目的です。

2面接着は、ハットジョイナーに付いているボンドブレーカーを使用して目地底に接着しないようにすることで、シーリング材を充填することができます。接着面の多い3面接着の方が耐久性は高そうと勘違いされますが、伸縮性と耐久性が高く、亀裂や剥離が起きにくいのは2面接着の方です。

3面接着

3面接着は、ほとんど伸縮・変形しない目地部分で充填する施工方法です。このような建築資材の目地を、ノンワーキングジョイントと呼びます。

RCコンクリート造の繋ぎ目やサッシ廻りキッチン・お風呂場などのノンワーキングジョイントは、基本的に3面接着で施工されます。
3面接着はワーキングジョイントで使用すると、3方向からの圧力が掛かり、伸縮せず、ヒビが入りやすくなります。そのため、主にノンワーキングジョイントのビルやマンション、水が侵入しやすい窓廻りなどで施工されます。

既存コーキング撤去

まずは旧コーキングの撤去を行います。カッターでコーキングの端に切れ目を入れ、キレイにコーキングを撤去していきます。それでも端に薄く残ってしまったら、その残ったコーキングもキレイに取り除いて目地を空の状態にします。

プライマー塗布

コーキングの撤去を終え、プライマーの塗布になります。このプライマーとは、コーキングとの密着を良くする接着剤のようなものです。このプライマー塗布を怠るとコーキングが剥がれやすくなるのでしっかり目地に塗っていきます。

コーキング充填

プライマーの次は、コーキングの充填となります。コーキング材にも様々な種類があり、各住宅の外壁に合ったコーキングを使用します。そして先程プライマーを塗った目地に充填していきます。この時、コーキングの量が少なく、内部に空洞ができると剥がれの原因になる為、少し量を多くしてコーキングを充填していきます。

コーキング仕上げ

最後にコーキングの均しになります。先程、充填し終わったコーキングを鉄製のヘラ及びゴム製のヘラを使ってコーキングを均していきます。ちなみにこの均しの工程が職人さんの腕に掛ってきます。この均しをキレイに終えないと塗装後の仕上がりも不格好になってしまうからです。なので職人さんは、コーキングの打ち替え1つ1つの工程も丁寧に行います。これでコーキングの打ち替えは終了となります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。愛情ペイントでは、最初の下地処理からこだわって工事をしております。コーキング工事は、お客様のお家を雨等から守ることになります。コーキングの寿命は5~10年になりますが、コーキングが劣化していると感じる場合や、外壁材に部分的なヒビ割れが発生している場合などは、外壁塗装のメンテナンス時期まで放置せずにコーキング修復をする必要があります。

コーキングの劣化を放置すると、建物の内部にまで影響が及ぶ可能性がありますので、外壁塗装のプロとして是非、愛情ペイントに現地調査をご相談ください。お客様のお家を守るためにもまずは、一度お電話を♪

編集者プロフィール
代表取締役 
五十嵐友清いがらし ともきよ

住宅塗装ひと筋、完全自社施工で
外注・下請け一切無し!

この道30年以上のベテラン職人。平成17年に独立して以来、同じ志を持った職人たちと共に、住宅塗装のプロ集団として活躍しています。通常こういったリフォーム業界は、お客様と施工業者との間に受注を担当する営業マンが入ることが多いと言います。しかし愛情ペイントは、すべて自社施工。自社の職人たちが、ていねいに手塗りで仕上げます。


資格情報
一級建築塗装技能士
プレミアムペイント一級技術士
有機溶剤作業主任者
高所作業車
職長安全衛生教育
断熱施工技術者
ゴンドラ取扱業務
ハナコレマイスター
樹脂注入技能士
二級建築施工管理技士
二級建築士
宅地建物取引士

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