塗る場所によって塗料の種類が変わる

塗料だけでなく、塗料を塗る場所の種類も様々あり、もちろんそれぞれにあった塗料が存在します。シリコン樹脂塗料が費用対効果が高いからと言って、家の全ての部分に使う事は出来ません。雨樋には雨樋の為の塗料、木部には木部の為の塗料があります。様々な家のパーツに適切な塗料を塗る事が求められます。それぞれの場所で塗料を使い分けて塗料のあまりを出したくないからといって、家のすべてを同じ塗料で塗るような手抜き業者は問題外です。

今回は家のパーツがどのようなに分類されるのかなどを中心に解説します。

木部(もくぶ)
木の部分に関しては、木のぬくもり、意匠性を残しすような塗料があります。木目を隠すような塗料もあります。例えば玄関のドアなどは塗料が内部にしみこんで気の模様を生かせるような塗装をする事が可能です。しかし、雨風にさらされるような環境にある木部の場合は、木目が見えるような塗料は使わずに、防水性などを重視した塗料を使います。基本的に木は有機物(生物から作られるもの)であるために収縮を繰り返しています。それ故、どうしても他の無機物で出来た部分(鉄部など)よりは塗膜の劣化が早いです。弾性塗料を使う事である程度は劣化を防ぐことが出来ます。

鉄部
鉄部は塗る塗料ももちろん重要ですが、それ以上に塗る前のケレン(さび処理)を徹底する事が重要です。業者が鉄部を塗装する際は、塗装する前にサンドペーパーがけなどをしっかりしているか確認してください。つるつるの表面をあえて傷つけることで、塗料が付着する面積を増やし、密着力を高めます(あえて傷つけることもケレンと呼ぶこともあります。目荒しとも言います。)。金属に塗料を塗ると言う事になるので、接着力の強い弱溶剤か溶剤塗料を使用する傾向があります。そしてさびないようにさび止め塗料を塗ります。

軒天部
軒天部は、軒裏天井、軒裏とも言う部分で、屋根が飛び出している所の裏側の部分です。日光に直接はさらされないものの、反射日光や、外のゴミ、チリ、雨などはあたりますので、それ専用の適切な塗料を塗る必要があります。また水跳ねは当たるものの、汚れを流すほどの水は当たらないので、汚れにくい塗料を使う方が良いでしょう。通気性を重視して穴が空いている軒天材もあるので、穴を防いでしまわないように塗装を行う必要があります。

屋根
外壁塗装では、屋根も一緒に塗装した方が足場の設置が一度で済むため、工事費用を安く済ませることが出来ます。屋根はずっと直射日光に当たり続け、雨も基本的に全て屋根に当たるため、実は外壁よりも屋根の方がより耐久性が高い塗料を使う必要があるのです。さらに遮熱、断熱性能がついた塗料を使うことで、外気温が室内に侵入しづらくなり、エアコン等の節約にも繋がります。また塗る場所が違うからといっても、今回塗った塗料の寿命がみな均一になるように塗るのがお得に塗装リフォームをするコツです。

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