
屋根は家を守り、快適な生活を維持するのに大きな役割を持っている箇所です。そのため、屋根塗装が必要な屋根材には適切に塗装メンテナンスをする必要があります。
今回は塗装工事に関わる屋根材や塗料別の耐用年数や塗装工程、費用相場について解説します。屋根塗装をご検討中の方は、ぜひ参考にして下さい。

1.屋根塗装の必要性とタイミング
屋根を定期的に塗り替えることは、住宅を守る上でとても大切です。屋根塗装の必要性と塗装メンテナンスのタイミングを確認しておきましょう。
2.屋根塗装は外壁よりも劣化しやすい
屋根は雨風や紫外線が直接当たるため、外壁よりも劣化しやすい箇所です。屋根は住宅を守る大切な役割がありますが、状態を目視しにくいことから気づいたときには劣化が進んでいたという場合もあります。劣化症状の兆候を感じていなくても、定期的に点検をして適切なメンテナンスをしましょう。
3.屋根塗装の耐用年数は何年?
屋根の耐用年数は使用する塗料や屋根材、住宅環境によって異なります。同じ時期に塗装をした家でも、それぞれの条件によって塗り替え時期の差が出る場合もあります。まずは、自宅に使用している屋根材や塗料をチェックして、メンテナンス時期目安を把握しておきましょう。
【屋根材の種類別】メンテナンス時期目安
スレート(コロニアル)屋根

スレート屋根は安価で施工性に優れていることから、近年よく使われるようになった屋根材です。汚れが付着しやすく割れやすい性質があるため、定期的な補修や塗装メンテナンスが必要です。
塗装メンテナンスは7〜12年程度で行うのが目安ですが、色あせやカビ・藻などの汚れ、ヒビ割れなどの劣化が確認できた場合は早めに業者へ相談してして下さい。
セメント瓦

セメント瓦はセメントと砂を混ぜて形成された屋根材で、防水性や耐久性が低いため塗料で表面を保護する必要があります。塗膜が剥がれてしまうとセメントの主成分であるカルシウムが流れて、「割れ」などの劣化が起きてしまうので注意が必要です。
セメント瓦の塗装メンテナンスは10年程度が目安です。色褪せや塗膜の剥がれ、汚れなどが発生している場合は塗り替えを検討しましょう。
ガルバリウム屋根

金属系屋根の主流となるガルバリウム屋根は、軽量でメンテナンス性に優れた屋根材で、スレート屋根の重ね葺きも可能です。
従来の金属系屋根よりも錆びにくく、定期的な塗り替えで表面を保護することにより耐久性を維持しやすくなります。10年を目安に塗装リフォームを行い、20年程度経ったら重ね葺きか葺き替えをするのがオススメです。
トタン屋根

トタン屋根は金属系屋根の一種で、戦後に流行した屋根材です。軽量で安価ですが、錆びやすく雨漏りが発生しやすいなどのデメリットが多いことから、現在ではあまり一般住宅には使用されていません。
トタン屋根自体の耐久性は10年程度とされ、錆止めや塗り替えなどのメンテナンスが必要です。塗装メンテナンス時期は5〜10年程度ですが、錆が発生すると急速に広がるので、定期的に点検をして早めにメンテナンスを行いましょう。
日本瓦

日本瓦は塗装の必要はございません。日本瓦は強度があり、他の屋根材よりも耐久性に優れた屋根材です。日本瓦自体の耐用年数は50~100年程度といわれ、基本的に塗装メンテナンスは必要ありません。
ただし、瓦の下の防水シートの交換などのメンテナンスは必要です。また、「割れ」や「欠け」などの劣化が起こる場合があるため、定期的に点検をして、必要であれば葺き替えをしましょう。
屋根塗装に使用する塗料の耐用年数目安
屋根塗装に使用する塗料の種類によって、塗装メンテナンスの時期が異なる場合があります。屋根塗装に使われることの多い塗料の耐用年数をチェックしましょう。
シリコン塗料

シリコン塗料はコストパフォーマンスが良い塗料で、耐久性もあることから人気の塗料です。塗料メーカーの商品によって違いはありますが、耐久年数は6〜10年程度とされています。
フッソ塗料

フッソ塗料は耐候性・防水性・防汚性に優れた高機能な塗料です。耐久性も高く、耐久年数の目安は10〜15年程度になります。
遮熱塗料

遮熱塗料は太陽光の赤外線を反射して、屋根表面の温度上昇を抑えられる塗料です。そのため、室内の温度上昇も抑えられ、冷房費の削減から節電対策になります。商品によって異なりますが、耐久年数は10〜15年程度です。
屋根塗装の工程
一般的な屋根塗装工事は以下のような流れで行います。
1.洗浄

屋根の苔やカビ、サビなどの汚れを落とすために、高圧洗浄機で削り落とすように洗浄します。
2.タスペーサー取付け


縁切りが必要な薄型化粧スレートの屋根材は表面に溝があり、この溝は屋根材の下に雨水が侵入した際に排出します。しかし屋根塗装をすることでこの溝を塗料で塞いでしまうことがあり雨水の溜まってしまうのでこのタスペーサーを屋根材に差し込みます。
3.下塗り

シーラー(下塗り塗料)を塗装面に塗っていきます。シーラーは上塗り塗料の吸い込みを抑えたり、密着性を高めたりする役割があります。
4.中塗り・上塗り


下塗り後に塗装面が十分に乾燥したら、ローラーなどで中塗り・上塗りをして完了です。
いかがでしたか。屋根は劣化しやすい箇所のため、定期的なメンテナンスが必要になります。屋根材・塗料によって塗装メンテナンス時期が異なりますので是非、愛情ペイントにご相談ください♪
こちらのコラムを見て興味をお持ちになったり、わからないことがございましたら、ぜひ愛情ペイントにご相談ください♪
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編集者プロフィール
代表取締役 五十嵐友清
住宅塗装ひと筋、完全自社施工で
外注・下請け一切無し!
この道30年以上のベテラン職人。平成17年に独立して以来、同じ志を持った職人たちと共に、住宅塗装のプロ集団として活躍しています。通常こういったリフォーム業界は、お客様と施工業者との間に受注を担当する営業マンが入ることが多いと言います。しかし愛情ペイントは、すべて自社施工。自社の職人たちが、ていねいに手塗りで仕上げます。
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