
塗装というと色のイメージが強いですが下塗りにはその色がありません。下塗りには色を付けるという役割の代わりに様々な塗装の役割があります。今回は、各塗りの重要性について解説していきたいと思います。
下塗りの重要性

まず第一に下塗りの役割は、上塗り塗料をしっかりと密着させるという事です。第二に塗装の上塗りの色が綺麗に映えるように下地を調整します。第三に色のムラやピンホールという小さな穴などが塗装表面に出て来ないように下地の吸い込みを止めるという役割があります。
いずれも仕上の塗装(上塗り)をしてしまうと見えるものではありませんので一般的には塗装における下塗りの役割というのは塗装が綺麗に仕上がる為の基礎であり、縁の下の力持ち的な存在です。
中塗り・上塗りの重要性


上塗り塗料(中塗り塗料)は下塗り塗料を塗布した後に塗る仕上げ材の事。トップコートという言い方もします。
下塗り塗料には通常色は付いておらず(白や透明が多い)、この上塗り(中塗り)塗料で色を出します。上塗り(中塗り)に数種類の顔料(色を出すための塗料)を含める事で、好みの色に調整します。これを調色と言います。色褪せたお家を再び綺麗に甦らせるのがこの上塗り(中塗り)の役割となります。
中塗り・上塗りや上塗り2回など業者によって言い方は分かれますが、意味は同じでトップコートを2回塗るという事です。美観上の理由は1回のみだと下地が透けてしまい色が斑になる可能性があるからです。下塗りには無く中塗り・上塗りのみにある機能として耐久性があります。以上の通り、外壁塗装の塗り回数は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本中の基本になります。
3回塗りの理由

3回塗りの1回目である「下塗り」は、壁と塗料をしっかり密着させる上で欠かせない非常に大切な工程です。外壁と上塗り材をくっつける接着剤の役割だけでなく、塗料が外壁材に吸い込むのを防ぐ役目も果たしています。下塗りに使う塗料は、塗装面の材質や上塗り材の種類、塗装の目的に応じて最適なものを選びます。
紫外線と雨水などからの保護になります。外壁材にも色々ありますが、紫外線により分解されたり、水を吸い込んで脆くなるものがほとんどです。良い状態をキープするためには、定期的な塗装が必要となります。

下塗り工程を飛ばして上塗りだけで仕上げた場合、塗膜の早期剥離が起きる可能性が高くなります。中塗り、上塗りのみだとキレイに外壁に塗装することが出来ず、建物の美観を保てません。
塗料の機能を最大限に発揮するためには、下塗り塗料が欠かせません。工程が増える分、コストは上がりますが、塗装の信頼度や安心感を高めるためにも、下塗りは確実に実施するようにしましょう。
中塗り・上塗り(2回塗り)の理由

なぜ上塗りを2回塗るのかというと、外壁をしっかりと保護するためには、塗装の膜に厚みが必要だからです。塗装も外壁と同じく、紫外線により表面から徐々に分解されていきます。厚みがなければ、すぐに塗装膜がなくなってしまい、耐久性が保てなくなります。
では、1回でたくさん塗るとどうなるでしょう?もちろん、液体ですのでたくさん塗れば垂れていってしまいます。ですので厚みを確保するためには、重ねて塗るという工程を取る必要があります。
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編集者プロフィール
代表取締役 五十嵐友清
住宅塗装ひと筋、完全自社施工で
外注・下請け一切無し!
この道30年以上のベテラン職人。平成17年に独立して以来、同じ志を持った職人たちと共に、住宅塗装のプロ集団として活躍しています。通常こういったリフォーム業界は、お客様と施工業者との間に受注を担当する営業マンが入ることが多いと言います。しかし愛情ペイントは、すべて自社施工。自社の職人たちが、ていねいに手塗りで仕上げます。
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