台風は、備えが大切
台風への備えは防災グッズや非常食を用意しておく他に、緊急時の動きを家族で確認しておくことが重要です。また、台風が接近してから屋外作業をすると危険なので、屋根や雨樋などは日頃からチェックしておきたいですね。ここでは台風に備えて日頃から準備しておきたいものや、意識しておきたいこと、家周りの確認するポイントを解説します。
1.台風前の備える理由
水害が発生する恐れ
台風が接近すると大雨による川の氾濫、高潮などの水害が発生する恐れがあります。状況によっては、避難しなくてはならない場合もあるでしょう。最近は全国的に大雨の発生回数が増えています。自分の住む地域に水害が起こったと想定して、備えておくことはますます重要になります。
停電が発生する
台風が来ると、暴風による倒木や飛来物が発生します。電柱を壊したり倒したりして、断線を発生させることがあります。倒木は交通の妨げにもなり、立ち入り困難な地域の被害確認や復旧作業を遅らせます。過去には記録的な大雨によって、電気設備が浸水したエリアもありました。このように、台風の影響が深刻だと、停電が長期化する可能性が高いです。
屋外の点検や確認が出来なくなる
鉢植えや物干し竿など風で飛ばされる可能性があるものは、固定するか屋内に入れましょう。屋根や塀が崩れやすくなっていないかも確認して下さい。屋根上の確認として屋根の瓦が飛んだ場合、雨漏りや周囲の家へ被害が及ぶ可能性があります。塀は暴風によって倒壊する危険性があり、ケガの原因になる可能性も。普段から点検を行い、必要に応じて補強しておくと良いでしょう。
2.台風に備えて準備しておくこと
台風は、毎年大きな災害をもたらします。警報などの防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減することが可能です。テレビやラジオなどの気象情報に十分注意してください。台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見たり聞いたりしたら、災害への備えをもう一度確認しましょう。
非常用品を準備する
手に取りやすい場所に「非常用持出袋」を用意しておくと安心です。非常用品は台風だけではなく、地震など他の災害時にも使えるため、普段から備えておきましょう。
<準備しておきたい非常用品>
・飲料水
・食料品(乾パン・クラッカー・缶詰・粉ミルクなど)
・貴重品(印鑑・通帳・現金・健康保険証など)
・数日分の衣類やタオル
・常備薬
・乾電池
・モバイルバッテリー
・懐中電灯
・ラジオ
・トイレットペーパー
・マスクや軍手などの衛生用品
・ヘルメット
飲用水は、断水などに備えて1人1日3L、家族全員の3〜7日分を用意しましょう。食料も家族の3日分を準備しておくといざというときにも慌てません。停電になるとATMが使えないため、小銭を含めた現金も事前に準備。モバイルバッテリーや懐中電灯などは使用可能かも確認が必要です。
生活用水を確保する
台風が直撃した場合は、停電だけではなく断水が続くこともあります。飲料水の他に生活用水も確保しておきましょう。お風呂の浴槽に水を溜めておけば、トイレや手洗い、食器を洗うときに使えます。
避難場所の確認
学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しておきましょう。停電の恐れもあるため、TVやインターネットが使えなくなるかもしれないのでお家では、家族で避難場所や連絡方法などを話し合って慌てないで避難できると良いです。避難する時は、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておくこと。
3.台風が来る前にすべきこと
屋根の確認
破損(ヒビ割れ、割れ、欠け)やズレはありませんか?金属屋根は錆びたり、浮いている箇所はありませんか?破損やズレ、錆びや浮きは強風による飛散、雨漏りを招きます。万が一飛散してしまうような事態になれば屋根材の中で最も重い瓦ですから人に当たってケガにも繋がり大変危険ですよね。台風前には瓦のズレや割れ等をチェックするようにしましょう。
窓サッシ・雨戸・シャッター・雨樋・側溝の確認
窓ガラスは、ヒビ割れや窓枠のガタつきなど無いかチェックしましょう。飛来物によるガラスの割れに備え、事前に補強することも重要です。雨樋に枯れ葉や汚れの詰まりはないか、雨戸に緩みなどはないか確認しましょう。
車庫、車のチェック
屋内駐車場でしたら被害は大きくないかと思いますが屋外駐車場(カーポートに車を置いている場合、カーポートの屋根が飛ばされてしまったり、割れてしまったりした場合、カーポートに保管している車はもちろん、心配なのは近隣への被害です。飛ばされた屋根が近隣住宅に当たって破損させてしまう、割れた部品が人に当たって怪我をさせてしまう可能性がありますので必ずチェックしましょう。
庭木、花壇のチェック
台風の時には風も強く吹き、風の影響で庭木の枝が折れて近隣住宅の外壁や屋根、ガラスを壊したり車に傷をつける可能性もあります。特に大きな葉がたくさん茂った木の枝は風の影響を強く受けて折れやすくなります。また、植えたばかりで根がしっかり張っていない木は倒れたり幹が折れてしまうこともあるので紐で固定し倒木、折れの対策をしましょう。鉢植えでガーデニングを楽しんでいる方も多くいると思います。鉢植えは強風で飛ばされて倒れて転がってしまったり、落下して鉢が壊れてしまうこともあります。鉢が壊れるだけでなく鉢が転がったり落下することで近隣の建物など周辺にあるものへ被害が広がってしまうかもしれませんのでこちらも屋内にしまっておくと良いです。
その他、飛ばされてしまいそうな物の確認
サンシェード・看板・傘、傘立て・自転車、物干し類などがあります。これらも強力な台風の場合、簡単に飛ばされてしまう為、必ずお家にしまい込みましょう。しまえない場合は、1箇所にまとめ、シートにくるめてロープでしっかり固定して万全にしとくと良いです。
4.台風前の外壁工事のススメ
雨漏り対策
外壁にヒビ割れ(クラック)などの破損があると、そこから雨が吹き込んで雨漏りすることがあります。特に風が激しく横殴りの雨になると、側面の壁にあるヒビ割れや穴などから雨が建物内に浸入して雨漏りに繋がります。1階で比較的普段から目にしている場所は気付くことができるかもしれません。しかし、2階、3階建ての外壁となると目の届かない場所もあるので、気付かないうちに雨が吹き付けて水が入ってしまうのです。
台風の後は屋根・外壁業者が混む可能性
台風は規模にもよりますが、私たちのお家に様々な傷跡を残して去っていきます。台風の翌日は雨漏りの依頼が増え、外壁塗装・リフォーム業者は大忙しになります。屋根が飛んだ、雨漏りが止まらないなど、緊急的に対処が必要なケースが多いのですが、一斉に依頼が集中するため、混みあって工事が追い付かず、そうこうするうちに次のが来てしまう、というようなことも少なくありません。ですので台風前に業者を呼んでチェックしてもらうと良いでしょう。それと、台風後に悪徳リフォーム業者の訪問営業で詐欺被害が多発しておりますので要注意して下さい。
こちらに悪徳リフォーム業者について載っておりますので一緒にご覧いただければと思います
5.業者に頼んで行う対策
屋根材(スレート・金属屋根)
破損(ヒビ割れ、割れ、欠け)やズレを確認。金属屋根は錆びたり、浮いている箇所がある可能性があるので破損やズレ、錆びや浮きは強風による飛散、雨漏りを招きます。
瓦屋根
スレート屋根や金属屋根は一枚一枚の屋根材が下地に釘やビスで固定されているのに対し、いぶし瓦や釉薬瓦に代表される瓦は桟木(さんぎ)と呼ばれる角材に引っ掛けているだけのことが多いです。そのため強風による影響を受けやすいとも言えます。万が一、飛散してしまうような事態になれば屋根材の中で最も重い瓦ですから人に当たってケガにも繋がり大変危険ですよね。台風前には瓦のズレや割れ等をチェックします。
棟板金
スレート屋根や金属屋根には、棟板金が施工されています。棟板金は、釘やコーキング材で固定されることがほとんどで、経年劣化が進むと釘が緩み、棟板金と屋根材の間に隙間ができてしまいます。棟板金に隙間があると、そこから水の浸入を招き、場合によっては、隙間から風が入り板金が飛ばされてしまうことがあります。強い風に備えて、棟板金と屋根材に隙間ができていないかをチェックします。
外壁
台風前に外壁塗装を行っておくことにより、強風や暴風雨となった場合でも外壁への被害を最小限に留めることができます。雨などの水は、浸透する性質を持っております。そのため、外壁塗膜に少しでも不具合がある状態で台風が来てしまうと、ほんの少しの外壁塗膜劣化の隙間から外壁に水分が浸透します。それを繰り返すことにより屋内にも雨などの水分がどんどん浸透して、雨漏りなどの様々な被害を発生させてしまいます。これらのリスクを防ぐために、台風前に外壁と塗装を行っておくことは、想像以上に大事なメンテナンスとなります。
6.台風が過ぎた後にすること
火災保険のチェック
大きな台風の被害で最も多いのが瓦が飛んできて窓が割れること。この場合も自然災害なので火事と同様に自分の火災保険で元に戻すのが基本です。新築時にわからないまま言われた通りのプランで入ってしまい、被害にあったけど保険金が出なかった話は沢山ありますので、事前にチェックしましょう。火災保険では、台風による被災に関して保険申請が出来るという仕組みがあり、風災に〇が付いている場合は、台風(風災)による火災保険の申請が可能になります。
風災が認められる例
・台風で屋根材が飛んでしまった
・台風による飛来物が家に当たって壊れた
・台風で瓦がズレてしまった
等があります。
悪徳リフォーム業者にご注意を
上記にも記載しましたが台風が過ぎた後に悪徳リフォーム業者が訪問営業をしてきたりします。詐欺被害で多いのが台風で屋根に被害が出ているか確認するため、自ら屋根に上って確認しようとする訪問業者、悪徳業者です。そこで上った業者はなんと屋根に被害が出ていないのにも関わらず、自分しか確認できないのを良いことに屋根材や瓦を割ったりするようです。屋根の点検を無理やりしようとしてきたり、必要以上に不安を煽る業者は要注意です。台風時以外でもですが、特に屋根に直接乗って点検などを行う業者は注意した方が良いでしょう。
正規の外壁・屋根・リフォーム業者に相談
どの業者に相談したら良いかわからない方は1度、愛情ペイントにご相談ください。点検、お見積り、ご相談は無料ですのでご不安な方は、お声掛け下さい。大丈夫と思っても、災害後は点検をしてみて下さい。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
わからないこと、不安なこと、何でもご相談頂ければと思います!
編集者プロフィール
代表取締役 五十嵐友清
住宅塗装ひと筋、完全自社施工で
外注・下請け一切無し!
この道30年以上のベテラン職人。平成17年に独立して以来、同じ志を持った職人たちと共に、住宅塗装のプロ集団として活躍しています。通常こういったリフォーム業界は、お客様と施工業者との間に受注を担当する営業マンが入ることが多いと言います。しかし愛情ペイントは、すべて自社施工。自社の職人たちが、ていねいに手塗りで仕上げます。
資格情報 | ||
一級建築塗装技能士 プレミアムペイント一級技術士 有機溶剤作業主任者 高所作業車 | 職長安全衛生教育 断熱施工技術者 ゴンドラ取扱業務 ハナコレマイスター | 樹脂注入技能士 二級建築施工管理技士 二級建築士 宅地建物取引士 |
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台風前に備えておくこと ~目次~
1.台風前の備える理由
2.台風に備えて準備しておくこと
3.台風が来る前にすべきこと
4.台風前の外壁工事のススメ
5.業者に頼んで行う対策
6.台風が過ぎた後にすること